新型コロナウイルスの国内感染者は4日、午後9時現在で1268人が確認され、昨年10月6日以来約3カ月ぶりに1千人を突破した。変異株「オミクロン株」は新たに北海道と長崎県でも初確認され、朝日新聞の集計で30都道府県に及んだ。新たに発表された死者は1人だった。
国内最多の225人だった沖縄県のほか、東京都(151人)と大阪府(124人)、広島県(109人)で100人を超えた。空港検疫では、過去最多の117人にのぼった。
オミクロン株の新たな感染判明では、大阪府内の58人中、56人に海外渡航歴がなかった。東京都で8人、京都府で11人、福岡県で7人と、都市部を中心に広がりを見せている。北海道で初確認された1人は、関西方面から札幌市に帰省中の40代男性で、道外での感染とみられるという。長崎県で初確認された2人はいずれも、市中感染が起きている他県からの帰省者だったとしている。
各地の米軍基地で集団感染が起きている。沖縄県では225人のほかに、米軍関係者だけで164人を数えた。青森県三沢市の発表では、昨年12月26日から今月3日までに、米軍三沢基地関係者の感染者数が60人にのぼった。山口県岩国市にある米軍岩国基地は4日、関係者47人の感染を発表。同県で同日感染が判明した79人のうち、62人が岩国市在住だった。
隣接する広島県の湯崎英彦知事は同日、岩国基地内での感染者情報の提供や感染防止対策の徹底などを求める緊急要請の文書を、同基地司令官らに郵送したと発表した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment