埼玉県飯能市美杉台4丁目の住宅の敷地で25日、住民の60代の夫婦と、その娘とみられる3人の遺体が見つかった事件で、県警は同日夜、近くに住む無職斎藤淳容疑者(40)を被害者3人のうち男性への殺人未遂容疑で逮捕した。調べに対し、「言いたくありません」などと話しているという。捜査関係者によると、斎藤容疑者は今年1月、夫婦の車に傷をつけたとして器物損壊容疑で県警に逮捕されていた。
県警によると、斎藤容疑者は25日午前7時過ぎ、同市美杉台4丁目の住宅の敷地で、住民とみられる男性を鈍器のような物で殴打し、殺害しようとした疑いがある。男性は頭部や首に外傷を負って死亡しており、県警は今後、容疑を殺人に切り替えて調べる方針。ほかの2人の遺体にも同様の傷があり、県警は2人への殺人容疑でも調べている。
捜査関係者によると、斎藤容疑者は今年1月、夫婦が自宅の駐車場に止めていた車に傷をつけたとして器物損壊容疑で県警に逮捕された。ただ、送検後に不起訴になったという。夫婦側との示談成立が理由とみられるといい、県警が確認を進めている。車体の傷を見たという近所の住民によると、傷は何らかの鋭い物で相当強い力を加えてつけたように深く、車体を1周していたという。
県警によると、器物損壊事件…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル