新型コロナウイルスの感染防止対策について、津軽弁で呼びかける缶バッジを青森県弘前市の業者が考案し、県内外から注文が相次いでいる。地元出身者からは「3密防止と言われるより、しっくりくる」、県外客からは難解な津軽弁が「わからないのがおもしろい」と好評で、販売を始めた4月からの1カ月間で計千個以上を売り上げる人気となっている。
考案したのは、弘前さくらまつりの出店で2017年から津軽弁の缶バッジを販売する「田村商店」の田村訓(さとし)さん(52)。感染防止を呼びかける津軽弁は3種類で、「たがればまいね」(集まったらダメ)、「したらにねっぱぐな」(そんなに密接するな)と、3密の回避を促し、「いづだかんだあさぐな」(不要不急で出歩くな)と訴える。
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また、田村さんの読み間違いから着想した「アマビエ」ならぬ「甘エビ」の絵柄で、疫病退散を願うバッジも作製した。
今年はさくらまつりが中止され、「何かやらないと」と感染防止対策の缶バッジを考案した。「密集といわれても(人数は)何人から?と思うが、『たがれば』と言われればピンと来る」と田村さん。「緊急事態宣言の解除で感染防止への意識が薄れないよう、缶バッジで思い出してほしい」と話した。
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缶バッジは税込み1個300円で、青森市の県観光物産館アスパムや田村商店のウェブサイト(https://tamura.base.shop/
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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