世界遺産の下鴨神社(京都市左京区)で3日、流鏑馬(やぶさめ)神事の騎射が3年ぶりに行われた。京都三大祭りの一つである葵祭(あおいまつり)の先駆けで、過去2年は新型コロナウイルスの影響で本殿での儀式だけが行われていた。
神事の中で行われる流鏑馬は日本の伝統的な騎射の技で、疾走する馬の上から的に矢を射る。2019年以来となった今回も古式にのっとり、公家や武家の姿をした射手(いて)が「イン、ヨー(陰陽)」の掛け声と共に、100メートル間隔の三つの的を狙った。矢が約50センチ四方の杉板に命中すると、観客からは歓声が上がった。
コロナの影響で、葵祭ではハ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル