3歳児の「おまじない」 母の耳ばかり触る癖、理由を知って泣いた日

 2018年夏、おしそ(@_______aona)さんは出産した。

 3歳になった我が子には、赤ちゃんの時から変わらない癖がある。

 眠る前や夜中に起きた時、泣いた時などに母親の耳を触る癖だ。

 始まったのは生後2カ月くらいで、触る時間は長くても10分ほど。

 不安な気持ちになると、まずは母の耳を探していた。

 耳たぶを何度かもむように触って眠る日もあれば、眠りが浅くてずっと触り続けている日も。

 落ち着こうとして耳を探す小さな手が可愛らしく、冬の寒い日は触られている自分も心地よかった。

 ぐずった時には「お耳貸してあげる」と言って触らせるとすぐに眠ってくれた。

 まさに「困った時でもこれさえあれば」というおまじないだった。

癖がなくなる前に

 2歳半ごろから昼寝をしなくなり、夜はスッと眠るようになった。

 3歳を過ぎてからは、背を向けて眠ったり、耳を触らずに眠ったりする日も。

 この癖がなくなる前に、理由を本人に聞いてみたいと思った。

 寝かしつけをしながら「なんで、かあかのお耳触るの?」と尋ねた。

 すると、我が子は「おててを…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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