俳句の初心者でも、風情ある「五・七・五」の一句を簡単に作ることができるカードゲーム「俳句メーカー」を俳人の神野紗希さん(40)らが開発した。
1セットに、ピンク、青、緑の3色の札が40枚ずつ、計120枚入っている。ピンクは季語の入った5音の言葉の「季語札」。青と緑は「自由札」でそれぞれ7音と5音の言葉が書いてあるが、5枚ずつ入っている白札には、好きな言葉を書いて札を作ることができる。
遊び方はまず、3色の札を3枚ずつ計9枚引く。次に、1句に1枚の季語札が入るように組み合わせ、3句を完成させる。複数人でお互いに完成した句の感想を言い合えば、十人十色の解釈を楽しむことができる。
神野さんは「プリズム(透明な多面体)のように角度によって見え方が変わる俳句の魅力を味わってもらえたら」と話す。
「ぶどうパフェ」と「砂時計」で一句
記者も俳句メーカーで家族と遊んでみた。
「ぶどうパフェ 愛は陳腐で 砂時計」。3枚のカードを組み合わせてできた中で、お気に入りの一句だ。
神野さんは「『ぶどうパフェ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment