3頭のヒグマが現れたのは「住宅街のど真ん中」札幌市、学校近くにも

 札幌市西区の市街地で、親子とみられる3頭のヒグマの出没が相次いでいる。住宅街や学校に近い場所で目撃され、市や警察などは注意を呼びかけている。

 道警によると、トラックを運転していた50代男性が3日深夜、同区福井6丁目の道道で、3頭のヒグマが連なって道路を横断する様子を目撃したという。4日夕にも、近くの公園脇の道路から山へ入るヒグマ1頭を目撃したと男子高校生から通報があった。道警は今後、周辺の小中学校での登下校時の見回りをする。

 市によると、同じ個体とみられるヒグマの出没は9月25日以降、6回確認された。出没した付近では、クルミの食べ痕やふんもあったという。

 3日の出没場所について、市の担当者は「住宅街のど真ん中に出ている」と危機感を示す。これまで夜間の出没が多いことも踏まえ、夜間の外出の警戒を促すとともに、「夜のうちからごみを出さないなど、ヒグマに人のごみをエサだと認識させないように注意していただきたい」と呼びかける。(古畑航希)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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