32都道府県で16億円集金か「CO2排出権」詐欺容疑、9人逮捕

 二酸化炭素(CO2)の排出権取引の名目で現金をだまし取ったとして群馬県警は24日、東京都中央区の酒井圭一郎容疑者(51)ら男女9人を詐欺容疑で逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。

 生活環境課によると、酒井容疑者らは共謀し、市場でのCO2排出権の取引実態がないのにもかかわらず、2021年2~7月にかけて、東京都の女性(当時68)と長野県の男性(当時67)から、計1200万円をだまし取った疑いがある。

 酒井容疑者は当時、投資会社の代表取締役を務めていた。容疑者らはその投資会社名などを名乗って被害者に電話をかけ、「損はさせない」「必ず上がります」と勧誘していたという。県内や東京都など32都道府県の360人以上から合計約16億円を集めていたとみられ、同課で余罪を調べている。(吉村駿)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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