宮野拓也
【佐賀】「縁もゆかりもなかったこの玄海町(ばしょ)をふるさとにえらんでくれてありがとう」。イラストレーター326(ミツル)さんデザインの礼状が完成し、今月から玄海町がふるさと納税の返礼品に添えて発送を始めた。長く町に思いをはせてほしいと2022年のカレンダーも付けた。
礼状は町からふるさと納税事業を受託する一般社団法人「玄海町みんなの地域商社」が企画。文字だけの礼状ではすぐに捨てられるのではという懸念があり、今秋、これまで町とのつながりはなかったが佐賀県出身の326さんに依頼したところ「古里のためなら」と快諾された。
礼状はA5サイズ。棚田が美しい浜野浦を背景に、町特産のマダイ、佐賀牛、イチゴ、サザエなどのキャラクターが描かれている。両面刷りで、脇山伸太郎町長や326さんのイラストも添えられている。
今回は6万部を用意した。担当者によると町へのふるさと納税では佐賀牛やサザエの人気が高いという。今回の「縁」を機に326さんの礼状は来年度以降も続けたいといい、町内の子どもからキャラクターの名前を募集することも検討しているという。(宮野拓也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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