きょう2月4日は「立春」。暦の上ではきょうから春になりますが、北海道や東北は低気圧や寒気の影響で雪の量が増えそうです。一方、晴れる関東から九州は日差しの温もりを感じられるでしょう。
北日本は寒気流入 積雪増
きょう(4日)は、冬型の気圧配置が次第に緩みますが、夜には日本海に前線を伴った低気圧が進む見通しです。また上空1500メートル付近でマイナス12度以下という強い寒気が東北北部まで流れ込みます。北海道や東北は大雪に注意が必要です。
北海道や東北はきのう(3日)から広く雪が降っていて、4日午前5時までの24時間に、北海道・後志地方の喜茂別町では35センチの雪が降っています。日中は雪の降り方が弱まり、やむ所もありますが、夕方以降は再び雪の降る範囲が広がるでしょう。
北陸も、朝晩は雨や雪が降るでしょう。大気の状態が不安定となり、夜は雷が鳴る所もありそうです。
関東から九州は日本海側も天気が回復して、穏やかに晴れる見込みです。暖かな日差しから、少し春を感じられるかもしれません。
一方、沖縄付近には前線が停滞して、雲の多い天気が続くでしょう。夕方からは雨が降り、夜は激しく降る所もありそうです。
南北で気温差が大きく
最高気温は、きのうより低い所が多いでしょう。
北海道は真冬日の所がほとんどで、平年より低い気温で経過するでしょう。東北はきのうより5度ほど低い所が多く、日中も寒さが続きそうです。
北陸や関東は、きのうより低いものの、3月並みの予想です。関東の最高気温は12度前後で、日差しの温もりを感じられるでしょう。
東海から九州、沖縄は、きのうと同じくらいか低い見込みです。日の当たらない所では寒く感じられますが、四国や九州南部では15度くらいまで上がり、ぽかぽか陽気の所もありそうです。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子
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