小浦雅和
佐賀県唐津市の認定こども園「ひぜんこども園」で、保育士の1人が園児をたたいたり、不適切なしかり方をしたりする行為があったとして、園が諭旨解雇していたことが8日、分かった。
園によると、10月に保護者からの問い合わせがあり、市に報告して調査を開始した。その結果、この保育士は10月、整列時に4歳児の尻をたたいたほか、昨年には1歳児の肩を服の上から引っ張ったことが判明。いずれも園児にけがはなかった。このほか、園児の指導としては不適切な発言も複数回確認されたといい、園は、これらの行為が就業規則に違反しているとして、10月24日付で諭旨解雇処分にした。
保育士は園の調査に対して一連の行為を認め「認識が甘かった」旨の話をしたという。
園を運営する社会福祉法人一行会(唐津市)は取材に対して「行き過ぎた行動で、保護者の方に不安を与えてしまい申し訳ない。外部講師を迎えた研修会などを開き、再発防止を徹底していく」と話している。
同園には年齢別に5クラスあり、0~5歳の81人が在籍している。(小浦雅和)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル