東京五輪が開幕した22~25日の4連休。東京都の小池百合子都知事は「不要不急の外出、都県境を越える移動は控えて」と呼びかけていたものの、都外に「脱出」する動きが目立った。
NTTドコモの携帯電話の位置情報から推定したデータをもとに、東京都内に住む人たちが連休の初日の22日、どこへ移動したかを調べた。同日正午時点のデータを前日21日の同時刻と比べた結果、首都圏の1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)以外の道府県に約18万人が移動していた。先週土曜日の17日と比較しても、約12万人以上が首都圏外に出ていた。
21日と比較して特に多かったのが静岡県で、約2万3200人増え、1・98倍。京都府が約6200人増で1・96倍。北海道が約6千人増で1・36倍だった。この日は羽田発の航空便が混雑し、日本航空が80%ほど、全日空は午前中だけでも約95%の予約率だったが、沖縄は台風6号の影響で大幅に欠航し、夏休みに人気の観光地だがほぼ東京からの人の動きは見られなかった。
人出の増加率、高かったのは……
都内で人出の増加率が最も高…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル