東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏4都県の知事は16日夜、新型コロナウイルスの対策を話し合うテレビ会議を開き、「都県境を越える移動は生活に必要な場合のみ」などとする共同メッセージをまとめた。都県民に対し、「飲食店のカラオケ利用」や「路上飲み」を控えることも求めた。
会議は、先行した東京都に加え、神奈川、千葉、埼玉の3県に20日から「まん延防止等重点措置」が適用されることを受けて開かれた。各知事とも増加傾向にある変異株への懸念を表明し、「特に変異株が拡大している地域」への移動を控えるよう都県民に要請した。飲食店への営業時間短縮要請が続く都心で相次ぐ路上飲みについても、共同で自粛を求めた。
都県境を越える移動をめぐっては、東京都の小池百合子知事が16日の会見などで「勤務も含め、可能な限り東京へは来ないで」などと呼びかけていた。一方、1都3県の共同メッセージでは、都県境を越える移動は「生活に必要な場合のみ」とした。
この表現について、神奈川県の黒岩祐治知事は会議で「どうしても(都県境越えが)必要な場合はある。適切な表現だと思う」と述べた。(釆沢嘉高)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル