特殊詐欺被害を防いだとして、愛知県警春日井署は22日、コンビニエンスストア、セブン―イレブン春日井八田町店で働くフィリピン国籍のロメロ・ウィルジョファーソンさん(24)に感謝状を贈った。
10月5日の午後、市内に住む客の男性(80)が店内で何かを探しているようだった。手にはメモ。声をかけると「電子マネーの買い方がわからない」。聞けば42万9千円分と多額で「アプリの会員登録に使う」という。
もう一度アプリの運営者に電話してみてはどうかとアドバイスすると、電話口の運営者の男がどうも怪しかった。男性に断って代わりに電話を受けると、男は話をはぐらかし「もうあなたはいいから」と再び男性に代わるようにと言った。男性はしばらく男と電話で話し、「大丈夫だから」と伝えてきたが、ロメロさんは「詐欺だと後悔するので警察に相談した方が絶対安全」と粘って説得し、春日井署に相談させた。男性からはその日のうちに感謝されたという。
父は日本人、母はフィリピン…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル