4630万円を誤入金した山口県阿武町が、住民の田口翔被告(24)=電子計算機使用詐欺罪で起訴=に返還や弁護士費用などを求めた民事訴訟は22日、山口地裁萩支部で和解が成立した。田口被告が陳謝し、解決金を支払うなどの内容。
和解条項は、田口被告が町と町民に迷惑をかけたことを陳謝する▽解決金として約347万円を払う▽解決金は誤入金された4630万円の残額の弁済を含む――など9項目。
町は、誤入金額に弁護士費用などを加えた約5116万円の支払いを求めて5月12日に提訴。その後、4630万円のほぼ全額を独自に回収したとして、弁護士費用など約486万円の支払いを求め、協議が続いていた。約347万円は、被告が口座からカード決済で出金した分について法務局に弁済供託していた。
阿武町の花田憲彦町長は「和…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル