大藤道矢
山口県阿武町議会は15日、4630万円の誤入金問題の監督管理責任として、7月から3カ月の間、花田憲彦町長を5割減給、中野貴夫副町長を4割減給する条例案を可決した。誤入金の原因解明と問題をあらためて検証する調査特別委員会の設置条例案が議員提案されていたが、反対多数で否決された。
同日の議会閉会後、花田町長は「残る約340万円も全額回収に向けて粘り強く努力をしていく」と述べる一方で、「議会で一定の説明責任を果たし、安堵(あんど)の気持ちはある。この問題で2カ月間にわたって町づくりが停滞してきた面があり、一つの区切りとして(町政を)再起動させて前に進めていく」と話した。(大藤道矢)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル