青森県弘前市の市運動公園で5月26~28日、48時間で走った距離を競うマラソンの大会に記者(53)も参加した。24時間の部に参加した昨年は左足に激痛が走り、全力を出し切れなかった。今年は再び実力を試してみようと、2晩の徹夜を覚悟して申し込んだ。
コースは1周1・25キロをグルグル回る。高低差はない。コースの一部に陸上競技場のトラックもあり、走りやすいこと、この上ない。48時間と24時間のほか、12時間や100キロウルトラマラソンもある。初心者も参加でき、ランナー同士の交流も盛ん。「がんばらなきゃ」と刺激になる。
主催はNPO法人「スポーツエイド・ジャパン」(埼玉県毛呂山町、舘山誠代表)。同NPOの大会はボランティアのスタッフの大半がランナーで、常に笑顔で接してくれ、心強い。
エイドステーションにはカレーやシチューに加え、筋子やおそばなど津軽の郷土料理も並んだ。スイカやメロンなどのフルーツ、地元有名店のうぐいす餅なども提供された。毎回、「体重が増えた」という参加者も出る。
走りやすさでは文句のつけようがない。この状況の中、一体、どれくらい走れるのか。事前に送られてきた出場者リストには、世界レベルの選手が何人もいた。一緒に走れるなんて光栄だ。
ワクワクと不安が入り交じったまま走り出した。
走るのにはちょうどよい天候。体調も悪くない。1時間で10キロのペースで進んでいくと……。
時間走は過去6回出場した…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル