5人死亡の住宅火災、火元は居間のストーブか 福岡・嘉麻市

【動画】5人が死亡した福岡県嘉麻市の住宅で、炎が上がる様子=近隣住民提供

 福岡県嘉麻市下臼井で7日、会社員坂本憲介さん(69)の木造2階建て住宅が全焼して5人が死亡した火災で、1階居間のストーブから出火した可能性が高いことが8日、福岡県警への取材でわかった。

 嘉麻署によると、8日に行った坂本さん宅の実況見分の結果、1階の居間にあった石油ストーブ付近が激しく燃えているのを確認したという。署は今後、ストーブを鑑定し、出火当時に異常燃焼していたかなどを調べる方針。

 また署は、司法解剖の結果、搬送後に死亡が確認された坂本さんの死因は熱傷性ショックで、現場で遺体で発見されたほかの4人は急性一酸化炭素中毒や焼死だったと発表した。4人はいずれも当時在宅していた坂本さんの家族とみて特定を進めている。4人のうち子どもを含めた3人が玄関付近で、残り1人が居間付近で発見された。2階が焼け落ちてきた際にそのまま落ちた可能性もあるとみられる。焼失面積は約285平方メートルと判明。近くの8棟で、屋根がたわんだり雨どいが溶けたりする延焼があったという。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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