長妻昭明 増山祐史
JR東京駅八重洲中央口近くのビル建設現場で19日、鉄骨が落下し、作業員5人が死傷した事故で、警視庁は22日午前、業務上過失致死容疑で現場検証を始めた。事故では、鉄骨同士が十分に固定されていなかった可能性があり、落下の原因を調べる。
捜査1課などの捜査員30人は、事故が起きた東京都中央区八重洲1丁目の再開発地区の7階建てビル建設現場で、22日午前9時ごろから検証を始めた。落下した5本の鉄骨の設置状況や、作業員が着けていた命綱の状況などについて、数日かけて調べる方針だ。
事故は19日午前9時20分ごろ発生。同課によると、7階付近で鉄骨をクレーンでつり上げ、設置されていた別の4本の鉄骨の一部に、つり上げられた鉄骨を接合する作業中だった。作業員5人はつりあげられた鉄骨の上で作業していたとみられ、7階付近から3階部分に落下し、2人が死亡、3人がけがをした。(長妻昭明、増山祐史)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル