9日午前10時50分ごろ、奈良県大和高田市北片塩町の国道166号の交差点付近で、乗用車5台が絡む事故があった。40~90代の男女6人が搬送され、このうち、女性(90)が搬送先の病院で死亡が確認された。
奈良県警高田署などによると、男性(88)運転の乗用車が、右折待ちしていた対向車と衝突し、さらに直進していた乗用車など3台に次々とぶつかったとみられる。亡くなった女性は、男性の車に同乗していたという。現場は近鉄高田市駅から北に約250メートルにある片側1車線の丁字路交差点付近。県警は事故の原因を調べている。
現場は緊急車両のサイレンが鳴り響き、騒然とした。現場付近の店舗で働いていた50代の女性は、「雷が落ちたような、ガラスが割れるような」音を聞いた。外に出ると「車がひっくり返って、人だかりができていた」という。現場付近で自転車店を営む中登勉さん(87)は事故現場について「狭い道で、交通量も多い。車が重なっていて、驚いた」と話した。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル