江戸時代から500年の歴史を持つ東京・隅田川の屋形船をミドリムシで動かす――。そんな試みを6日、都などが1週間限定で始めた。昔は人力で動かし、最近は軽油が動力の源になっている屋形船。令和の時代はミドリムシが動かすことになるか。
6日午後。視察に訪れた小池百合子知事を乗せた屋形船が、浅草橋の船宿を出発した。船の関係者に速度を質問して「10キロほど」と教えられると、「(速すぎると)天ぷらも食べられないわね」。約1キロ離れた新大橋までを往復し、約15分間、隅田川を遊覧した。
ミドリムシや食用油・・・、ジェット機などに活用も
具体的には、微細藻類であるミドリムシから抽出した油脂や、使用済み食用油を原料とするバイオディーゼル燃料「サステオ」を使用する。バイオ企業の「ユーグレナ」(港区)が2020年に開発した次世代燃料だ。
燃焼時には温暖化の原因とな…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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