■休館まであとわずか…別れを惜しむ人たちで賑わう「キャッスル」
名古屋城の目の前にあるホテルナゴヤキャッスルは1969年、名古屋の超一流ホテルとして開業。
上皇・上皇后さまが名古屋にお越しの際に利用されたことから、皇室御用達のホテルとしても一躍脚光を浴びました。
しかし、建物の老朽化などに伴い、建て替えのため、9月いっぱいで一時休館に。休館前に取材をすると、連日別れを惜しむ人たちで賑わっていました。
ホテルのロビーいたのは、記念撮影をする家族。
家族で来た男性:
「妻と挙式したのがこちらのホテルでして、最後の思い出に来ました。建物がなくなるのは寂しさはあります。新しい建物になる4年後楽しみにしてます」
■「絶対キャッスルで挙げたかった」…2人にとってそこは特別な場所
この日、キャッスルには結婚式を挙げる一組の新郎新婦がいました。 阿南健人さん(30)と郁穂さん。当初は、今年5月に予定していましたが、新型コロナの影響で延期に。4か月遅れての結婚式です。
会場のモニターには<法律順守とコロナ予防を誓った結婚披露宴>の文字。
法律順守…実はこの2人、職業が「検事」です。 健人さん:
「司法修習生の時に、私が一目ぼれをして、猛アプローチをして今日に至るという形です」 郁穂さん:
「この人といたら楽しいだろうなっていうのは、その時に思っていました」
幸せオーラ全開の2人にとって、このホテルでの挙式は“夢”でした。
健人さん:
「絶対ナゴヤキャッスルで挙げたいというのは、最初から決めていたこと」
郁穂さん:
「成人式の時にここで写真を撮らせてもらったりとか、お祝い事があったら両親が連れてきてくれた思い出深いホテルでした。司法試験に受かったのが人生でピークかなと思ってたけど、こうやって皆さんにお祝いしてもらって、今日が人生で最高の一日になりました」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース