赤、オレンジ、青、紫……。色とりどりの折り鶴約58万羽が1本のひもでつながった。その長さ15・5797キロ。広島市で24日、世界一長い折り鶴として、ギネス世界記録に認定された。「鶴」が飛び立つ先とは――。
日本赤十字社の青少年向け事業が今年100年を迎えたことを記念した企画。今年1月以降、広島県内の子どもら12万人が折り鶴づくりに参加した。
120万羽以上が集まったが、折り方などが審査され、最終的には57万9658羽が通過した。
この日は、発表会場となった広島市中区の広島県立総合体育館武道場に折り鶴が70メートルごとに折り返しながら並べられた。
審査を担当するスタッフ65人が一羽ずつ確認し、数えていった。従来の記録は2017年に沖縄県で達成された約9・7キロだった。
折り鶴づくりに参加した広島市立舟入高校2年の宮本優さん(16)が代表して認定証を受け取り、報道陣に「世界記録は夢のまた夢と思っていたので、信じられない気持ちです」と話した。
世界記録を達成したが、ゴールはその先にある。企画の目的は国際協力だった。
メッセージ載せ「飛び立つ」先は……
折り鶴は再生紙にして、子ど…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル