北九州市小倉北区の木造アパートで2017年5月7日、入居者6人が死亡した火災で、福岡県警が出火原因を放火と断定したことが、捜査関係者への取材でわかった。出火の前後には、現場アパートの敷地内に出入りする不審な人物が確認されており、県警は関連を調べている。
火災は、午後11時20分ごろに発生。同区清水2丁目の木造2階建てアパート「中村荘六」から出火し、延べ約300平方メートルが全焼した。入居していた50~80代の男性6人が逃げ遅れて焼死した。アパートには日雇いの労働者らの短期入居が多く、県警は約3カ月かけて全員の身元を特定した。
北九州市消防局は調査報告書で、火元については「最も燃え方の激しかった1階北東部の中廊下と推定される」としたが、出火原因については「特定できなかった」としていた。生存者の証言によると、出火元とみられる廊下には、入居者用の布団などが置かれていたという。
発生から5年。県警は、放火…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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