マイナンバーカードを巡る混乱が、全国で続いている。マイナカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」に、別人の情報が誤登録されていたある現場では、約5900人分のデータを職員5人が手作業で入力していた。この例は「氷山の一角」の可能性がある。(鈴木春香)
先月19日、兵庫県職員とその家族に健康保険証を発行している「地方職員共済組合兵庫県支部」が、組合員の家族1人分の個人情報が漏洩(ろうえい)していたと発表した。行政手続きをオンラインでできるウェブサイト「マイナポータル」上で、名前や住所、受診医療機関や処方されている薬、医療費などが他人に閲覧された可能性があるという。
別人をひもづけ、なぜ
原因はマイナ保険証の登録作業中に起きたミスだ。
同支部は昨秋、法改正に伴い…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル