神戸市西区の草むらからスーツケースに入った穂坂修(なお)君(6)の遺体が見つかった事件で、修君を暴行して殺害した疑いが強まったとして、兵庫県警は23日にも、母で無職の穂坂沙喜容疑者(34)=神戸市西区玉津町居住(いすみ)=ら4人を殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
修君の死因は外傷性ショックの疑いで、背中を中心に多数の打撲の痕が見つかっている。
県警は、傷痕から推測される暴行の激しさに加え、病院搬送などの措置をせずに修君を遺棄した可能性が高い点を重視。殺意があったか、あるいは死んでも構わないとの「未必の故意」があったとみて、殺人容疑での立件が相当と判断したとみられる。
捜査関係者によると、他に再逮捕されるのは、いずれも無職で、修君の叔父の大地(32)、叔母の朝美(30)と朝華(30)の3容疑者。一家は修君の祖母(57)と修君を加えた6人暮らしで、4容疑者はきょうだい。
4人は6月19日、自宅で修…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル