7日午前11時半ごろ、広島県呉市に住む女性から「登山に行った両親が行方不明になったようだ」と県警に連絡があった。県警が調べたところ、広島・島根両県境に近い廿日市市吉和町の十方山(1319メートル)の「瀬戸の滝」登山口の駐車場で父親の乗用車が見つかった。県警はこの山で遭難したとみて、8日午前8時半から消防などと捜索活動を始める。
廿日市署によると、登山者は廿日市市内に住む団体職員の男性(62)と別の団体職員の妻(61)。5日午後8時ごろ、娘に「明日夫婦で山に行く」というメールが入った。しかし7日午前、男性の勤務先に出勤していないことがわかり県警に届け出た。県警は周辺を捜し、7日夕に車を発見した。夫婦は2人で登山をするのが趣味だという。
廿日市市によると、十方山は広島県内3位の高さで山頂一帯では360度の方向が見渡せるという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル