恐竜の着ぐるみを着て競走する「ティラノサウルスレース」が14日、平城宮跡歴史公園(奈良市)で開かれた。米国発祥とされる同レースが奈良県内で開催されるのは初めてという。総勢60匹以上の恐竜が朱雀門の前を全力疾走した。
実行委員長を務めたのは奈良市の山本邦子さん(66)。全国各地で開かれているレースの動画をネットで見つけ、「みんなで楽しめるレクリエーションをやりたい」と、9月1日に「ティラノサウルスレース関西実行委員会」を立ち上げ。急ピッチで準備を進め、開催に至ったという。
愛知や兵庫からの参加者もおり、最年少は3歳、最年長は67歳。小学生以下の「幼獣」、中学生以上の「成獣」、60歳以上の「大成獣」の3部門に分かれ、着ぐるみの恐竜姿で足の速さを競った。
大阪府東大阪市から参加した国枝伸吾さん(48)は、金色の蝶(ちょう)ネクタイをした青いティラノサウルス姿で激走。「後で動画を見てわかるように蝶ネクタイを着けました。予選敗退でしたが、日常を忘れて楽しめました」と話した。(佐藤道隆)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル