北九州市は1日、同市小倉南区に住むタクシー運転手の60代男性が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。最近の海外渡航歴、他の感染者との明確な接触は確認されておらず、市は「感染経路は不明」としている。発熱などの症状が出た後も勤務していた。男性は現在入院中だが、容体は安定しているという。同市内の感染確認は初めてで福岡県内では3人目。九州では熊本県の5人を含め計8人となった。
【写真】「健康ならマスクをつけないで」と呼び掛ける海外の新聞広告
北九州市によると、男性は2月19日にせきが出て21日から発熱。38度台の熱と呼吸困難の症状があった25日に同区の医療機関に入院した。29日に転院した医療機関で肺炎と診断された。3月1日にPCR検査で陽性反応が出た。
男性は2月20~24日はタクシー会社で勤務。21、24両日は腎疾患による人工透析のために通院しており、市は行動履歴を調べている。タクシー会社から市に「男性が勤務していた事業所を2日から2週間閉める」と連絡があった。同居家族はいないという。(内田完爾、東祐一郎、野間あり葉)
西日本新聞社
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース