60代以上が4割、北アルプス抱える長野の山岳遭難 22年は前年増

 長野県警山岳安全対策課は、2022年に発生した山岳遭難が284件、310人だったと発表した。行動制限が大幅に緩和された昨年は、21年からそれぞれ27件増、34人増と遭難件数、遭難者数ともに大きく膨らんだ。また、遭難する高齢者の割合も増加している。

 同課によると、昨年の発生件数と遭難者数はコロナ禍以前の2019年(265件290人)を超え、令和に入ってから最多になった。一方で、転倒や滑落が減り、死者数は10人減の37人だった。

 山域別では、槍ケ岳や穂高連峰、後立山連峰を含む北アルプスが127件▽中央アルプスが17件▽八ケ岳連峰が52件▽里山など「その他の山岳」が80件となった。コロナ禍で山小屋が完全予約制となっていることもあり、日帰りしやすい里山などのコースに登山者が分散した可能性があるという。

コロナ禍で体力的なブランクが背景か

 60代以上が遭難する割合も…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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