65歳以上の労働者 過去最多862万人!“人手不足”支えるリアルがあらわに…(TOKYO MX)

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。9月17日(火)の放送では、“高まる日本の高齢化率”について意見を交わしました。

◆過去最多の3,588万人、総人口の28.4%に

総務省が16日の「敬老の日」にあわせてまとめた15日時点での人口推計によると、65歳以上の高齢者人口は前年比32万人増の3,588万人となり、過去最多を更新。総人口の28.4%を占めたことがわかりました。また、2018年に仕事に就いていた65歳以上は最多の862万人。就業者全体の12.9%で“人手不足”を支える戦力になっていることも明らかになりました。

65歳以上の割合は世界201の国・地域のうち最も高く、2位のイタリアを大幅に上回っています。国立社会保障・人口問題研究所の推計では今後も上昇し、2025年には30%、2040年には35.3%になる見込みで、高齢化社会を支える制度作りが急務となっています。

特に10代の関心が高かったこのニュース。Webクリエイターのシモダテツヤさんはその要因を、「自分たちがどれだけしんどくなるのか、みたいなことをすごく気にしている」と推察します。今後、高齢化社会がさらに進むことで10代はより自分たちの負担が大きくなるだけに、「その怖さみたいなものがこのデータに表れている気がする」と指摘します。

◆即戦力としてシニア世代を活用

高齢化が進むと気になるのが人手不足の問題です。帝国データバンクが16日までにまとめた企業意識調査によると、「最も積極的に活用したい人材」については、およそ3割が65歳以上。次いで、女性、外国人となっており、シニア世代が即戦力として期待されている状況が浮き彫りとなっています。

ただ、シニア世代を再雇用するにあたっても問題があるとシモダさんは指摘します。例えば、高齢者が若者の部下になったとき。「そんなときにどう立ち回ればいいのか、未経験のことが多く、モデルケースが少なすぎる」と主張。

実際、シモダさんの父親は定年後にアルバイトをしているそうで、そこでしっかり働けているのか、「ムカっとしたり、嫌われたりしていないか……」と不安に思っていることを吐露していました。



Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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