緑川夏生 小川聡仁、友永翔大、西村奈緒美
従業員6人が死亡、1人が負傷した三幸製菓荒川工場(新潟県村上市)の火災は、発生から1カ月を経た今も県警や消防の実況見分が続いている。焼失面積が広く、現場の焼損も激しかったため、出火原因や過失の有無に関する捜査の長期化は必至。また同社の全工場生産停止で、米菓業界は対応に追われている。
火災は2月11日深夜、せんべいなどを製造する同工場内にある「F棟」という建物から出火し、鎮火までほぼ半日を要した。県警は今月4日、焼失面積を約8832平方メートルと発表。建物の周りは今も規制線が張られているが、県警によると、実況見分は月内終了を見込む。
三幸製菓によると、出火当時、F棟で36人が勤務し、うち10人が別棟で休憩中だった。県警は出火4日後に業務上過失致死容疑で本社などを家宅捜索。工場長や従業員のほか、今後は社長ら経営幹部への事情聴取も予定する。
ただ、出火原因の特定だけで…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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