7日(日)は二十四節気の「小暑」ですが、冷涼な空気が流れ込む関東から北の太平洋側は日中も気温があまり上がらず、涼しすぎる「小暑」に。しばらく低温傾向が続きそうです。
7月なのに涼しすぎる!?
オホーツク海高気圧から冷涼な空気が流れ込み、関東から北の太平洋側は7月としては涼しい日が続いています。6日(土)の最高気温は東京都心は23度7分と5月下旬並み、仙台市は22度2分と6月中旬並みで平年を下回りました。
東京都心などでは7月といえば、度々真夏日(最高気温30度以上)となり、厳しい暑さに見舞われることも珍しくはありません。去年は真夏日どころか猛暑日(最高気温35度以上)もありました。ところが、今年は7月に入ってから一度も真夏日になっておらず、5日(金)と6日(土)は夏日(最高気温25度以上)にもなっていません。
この先も低温傾向
7日(日)は二十四節気の「小暑」で、暦の上でも本格的な暑さが始まる頃ですが、北東からの冷涼な空気が流れ込み、東京都心や仙台市では日中も気温が20度くらいで経過するでしょう。沿岸部では北東の風がやや強く吹いて、半袖やノースリーブなどではヒンヤリと感じられる方も。薄手の羽織る物があると良さそうです。
この先、7月中旬までは気温は平年より低い日が多い予想です。東京都心で真夏日が予想されるのは13日(土)と、しばらく厳しい暑さの日はなさそうです。この予想通り、7月上旬に真夏日がなければ、2015年以来4年ぶりとなります。
このまま冷夏?
長期予報の資料によりますと、7月下旬になると九州から関東では晴れて、いよいよ梅雨明けとなる所が多くなりそうです。今のところ、7月下旬から8月にかけては関東など気温は平年並みの予想で、去年のような記録的な暑さとはならないものの、夏らしい暑さの日が多くなりそうです。ただ、盛夏をもたらす大平洋高気圧の張り出しの予想にまだ幅があるような状況ですので、最新の情報を随時、日直予報士でもお伝えしていきます。
日本気象協会 本社 吉田 友海
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