7月の自殺者、13カ月ぶりに前年下回る 大阪は半減

 警察庁は10日、7月の自殺者数を発表した。速報値では1590人で、昨年の7月を275人(14・7%)下回った。月間の自殺者数は昨年7月以降、12カ月続けて前年の同じ月を上回っていたが、13カ月ぶりに減少に転じた。

 警察庁によると、男性が1074人で昨年7月より10・4%減り、女性は516人で22・5%減った。前年の同じ月から減少したのは、女性は14カ月ぶり、男性は6カ月ぶり。

 都道府県別では、東京が188人(昨年7月比で15人減)と最多で、神奈川101人(同17人減)、愛知も101人(同4人増)と続いた。大阪は76人で、63人の大幅減となった。

 2020年の自殺者数は19年より912人(4・5%)多い2万1081人(確定値)に上り、女性や若者の増加が目立った。

 厚生労働省は「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570・064・556)などの利用を呼びかけている。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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