70代で腹筋割れていた祖父 成長につれて顔合わせぬ「同居人」に

お笑いコンビ「デカダンス」・芦名秀介さん

 今月7日で100歳を迎えるおじいちゃんと川崎市の古い一軒家で暮らす僕は時々、おじいちゃんにたわいない「ドッキリ」を仕掛けます。

 おじいちゃんは先月のコロナ感染から回復したものの、食欲が落ちたせいか、少し痩せてしまいました。そこで僕は番組ロケ地の伊豆でお土産を買って帰りました。大きくて柔らかそうな「キンメダイの煮付け」です。

 ただし、いきなり食卓に出さず、まず小魚を1匹だけ乗せた大皿を並べました。「なにこれ?」とけげんな顔のおじいちゃんに、僕は「釣りに行ったけど収穫はこれだけしかない」と、うその言い訳でしのぎます。おじいちゃんは食べ始める直前、必ずトイレへ行くので、この隙に僕が小魚をキンメダイとすり替えました。その上に新聞紙をかぶせ、僕はテーブルに突っ伏して寝たふり。

 その後、居間へ戻ったおじい…

この記事は有料記事です。残り1314文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment