特殊詐欺で80代女性からキャッシュカードを詐取したとして、警視庁は、東京都江東区北砂2丁目、職業不詳小幡美知恵容疑者(70)を詐欺容疑で逮捕し、16日発表した。調べに対し、小幡容疑者は容疑を認め、「詐欺商法でだまされてお金がなくなった。担当者から『稼げる仕事がある』と言われ、指示役を紹介された」などと供述しているという。
武蔵野署によると、小幡容疑者は2月24日、別の人物と共謀し、市役所の職員を名乗り、武蔵野市の80代女性に「保険料を払い過ぎている。返したいのでキャッシュカードを新しい物にしなければいけない」と電話をかけ、カード5枚をだまし取った疑いがある。
小幡容疑者は銀行協会の職員役として女性宅を訪ねてカードを受け取り、市内の複数のコンビニで計約140万円を引き出していたという。防犯カメラの映像などから小幡容疑者を特定した。「お金は女に渡した」と供述しているという。
武蔵野市周辺では2月以降、同じ手口で、高齢女性からキャッシュカードをだましとられた被害が相次いでいる。警視庁に相談が十数件あり、被害総額は計約1千万円に上っていた。署が関連を調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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