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原爆投下から75年を迎えた広島で6日、平和記念式典が開かれました。例年、式典には5万人が参加しますが、今年は新型コロナウイルスの影響で、被爆者や遺族など785人に抑えられての開催です。
被爆者(89):「亡くなった家族6人が、世の中に良くないことをしたことがあるのか。そればかり考えて。戦争があったために、一度に、家族6人が亡くなった。絶対に戦争はすべきでない」 安倍総理も参加するなか、被爆者たちの願いでもある“あの要望”が伝えられました。
広島市・松井市長:「核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いを誠実に受け止めて、同条約の締約国になり、唯一の戦争被爆国として、世界中の人々が被爆地・広島の心に共感し“連帯”するよう訴えていただきたい」
安倍総理:「『核兵器のない世界』の実現に向けた確固たる歩みを支えるのは、世代や国境を越えて核兵器使用の惨禍やその非人道性を語り伝え、継承する取り組みです。我が国は、被爆者の方々と手を取り合って、被爆の実相への理解を促す努力を重ねていく」
今年も核兵器禁止条約に言及することはありませんでした。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース