76人に1人がひきこもり 働き盛りの世代にも 江戸川区が独自調査

 住民の少なくとも76人に1人がひきこもり状態で、30~50代の働き盛り世代に多い――。人口約70万人の東京都江戸川区が区民を調べると、そんな実態が浮かび上がった。自治体の大規模調査は珍しく、区は「当事者の顔が見えてきた」として支援策に乗り出す。

 区は昨年7月から今年2月にかけて、15歳以上の区民のうち無職だったり、福祉の行政サービスを受けていなかったりする人がいる18万世帯にアンケートを郵送。区職員が対象世帯を訪問して回収を進め、約10万3千世帯(57・2%)の回答を得た。8日、結果を公表した。

 調査ではひきこもりについて「仕事や学校などに行かず、家族以外の人との交流をほとんどしない方」と位置づけた。その結果、区内に少なくとも7919人いると判明した。調査前から区が支援している人や区教育委員会が把握する不登校の子どもなど計1113人と合わせると、区民の76人に1人がひきこもりの状態とわかった。

 世代別では40代が1196…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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