勤務先の老人ホームで入所者に薬物を飲ませ中毒で死亡させたとして、長野県警は11日、長野県下諏訪町の無職、望月大輔容疑者(40)=傷害などの罪で公判中=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。
塩尻署によると、望月容疑者は昨年5月28日、当時勤務していた同県塩尻市内の老人ホームで、入所者だった前田裕子さん(当時77)に対し、何らかの手段で薬物を飲ませ、殺害した疑いがある。望月容疑者はこの日、日勤だったという。翌朝、別の職員が前田さんの異変に気づき、消防に通報した。望月容疑者は、前田さんの通帳を不正に入手して昨年3月に塩尻市内のATMで現金7万円を盗んだ罪でも起訴されていた。
同容疑者は昨年から老人ホームに勤務し、入所者の介助などを担当。生活相談員として入所者の金銭管理にも従事していたという。これまでに、前田さん以外にも入所者の通帳などを不正に利用して現金をだまし取ったとする詐欺や有印私文書偽造・同行使罪のほか、昨年4月に施設の同僚に向精神薬が入ったコーヒーなどを飲ませ、急性薬物中毒に陥らせたとして、傷害罪でも逮捕・起訴され、現在公判中。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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