78年の時を超え家族は出会った 被爆した少年と医師、写真が結ぶ縁

 広島市広島平和記念資料館で9月9日、2組の遺族が初めて対面した。78年前、広島への原爆投下から4日後に撮影された写真「火傷(やけど)の手当てを受ける少年」の被写体となった少年と医師のそれぞれの遺族だ。

 撮影時の少年で、78年を経て身元が明らかになった原田成男(なりお)さん(1999年死去)と、2018年に身元がわかった医師の永田幸一さん(88年死去)。

 館内の高い位置に掲げられたその写真のパネルを、遺族はそろって見上げた。

 原田さんの妻美奈子さん(8…

この記事は有料記事です。残り843文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment