みずほ銀行で8月に起きた大規模システム障害の原因となった機器が、同行が実施するシステムの総点検で点検されていなかったことが明らかになった。総点検は今年初めの大規模障害を受けてみずほが実施した再発防止策の柱だが、結果的に点検が徹底されないまま、トラブルの芽が見過ごされた形だ。
8月の障害は店舗と基幹システム「MINORI(ミノリ)」をつなぐシステムのサーバー内の機器が19日夜に故障して起きた。複数あったバックアップへの切り替えもうまくいかず、みずほ銀とみずほ信託銀の国内すべての約520店の窓口で20日午前9時の開業から、振り込みや入金などの取引が一時的にできなくなった。
これに先立つ6月、みずほは…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル