当時8歳の娘に食事を与えずに低血糖症にさせて入院させ、共済金をだまし取ったとして、大阪府警は18日、母親のパート従業員、縄田佳純容疑者(34)=大阪府大東市=を傷害や詐欺の疑いで逮捕したと発表した。「故意に娘を低血糖にさせていない。だまそうと思ってしたこともない」などと容疑を否認しているという。
発表では、縄田容疑者は1月20~22日、自宅で娘に食事を与えず、嘔吐(おうと)や脱水症状などを伴うケトン性低血糖症の傷害を負わせた疑いがあるほか、6日間入院した娘の共済金6万円を詐取した疑いがある。
捜査1課によると、大阪府子ども家庭センターから2月9日、「食事を与えられず、ネグレクトの疑いがある女児を保護した」と通報があり、発覚した。縄田容疑者はこれまで、強要や傷害などの疑いで3回逮捕されており、傷害罪で起訴されている。
厚生労働省によると、ケトン性低血糖症は、幼児期にみられる低血糖症。長時間の絶食により引き起こされ、けいれんや嘔吐などの症状が出る。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル