8月の呼び名として「葉月(はづき)」があります。これは旧暦の8月、今の暦でおおよそ9月を表しています。 8月というと、夏真っ盛りのイメージですが8月7日頃に立秋を迎えることもあり、暦の上では秋が訪れる時なのです。
立秋を過ぎても残暑が厳しい中ですが、次第に暑さが落ち着いていき、わずかながら秋の気配を感じられる頃でもあります。
なぜ「葉月」と呼ばれる?
葉月の語源にはいろいろな説がありますが、どれも秋に関係しています。
一般的には、木の葉の紅葉が進み、葉が落ちる月、「葉落ち月(はおちづき)」が略されたものといわれています。
また、稲の穂を張る月、すなわち「穂張り月(ほはりづき)」が略されたという説、初めてガン渡ってくる月であることから「初来月(はつきづき)」を略して「葉月」と呼んだ説などがあります。
秋を感じる異名ばかり
また、旧暦8月(今の9月頃)の景物は、なんといっても中秋の名月です。
このため、8月は「月見月(つきみづき)」ともよばれています。 そのほか、木々が紅葉をはじめる時期であることから「木染月(こぞめづき)」、「秋風月(あきかぜづき)」、「紅染月(べにぞめづき)」、「雁来月(かりくづき)」などとも呼ばれ、いづれも秋らしい異名をもっています。 秋の気配を感じられるのは、早くても8月後半からですが、小さな秋を見つけだしてみてはいかがでしょうか。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース