8日、千葉県国際総合水泳場であった大会で25メートルバタフライに出場した松本さんは、全身を使ったダイナミックなフォームで徐々にスピードに乗り、そのままゴール。16・72秒。10歳ほど若い出場者もいる中、2位に5メートル以上離しての圧勝だった。
佐賀県出身の松本さんが、水泳を始めたのは小学生の頃。夏の暑さを紛らわそうと、近所の農業用のため池に泳ぎに行ったのがきっかけだった。ヒルにかまれて血だらけになりながらも泳いでいた。
高校2年で競技者人生をスタートさせた。仕事で山梨県に転居した後も、子どもの指導をする一方で、職場近くのプールで泳ぎ続けた。国体にも出場したが、若い頃は全国レベルで目立った成績を残せなかった。
結果が出始めたのは、60歳代…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル