大阪・南船場の料理店が金曜の昼に出すカレーライスが人気だ。作るのは86歳の双子の「看板娘」。週ごとに変わる「隠し味」と、ていねいな仕事、さらに二人の人柄が相まって愛されるひと皿になっている。
商業ビルが並ぶ一角にある「十代橘(じゅうだいたちばな)」。17日昼前、十代都喜子さん(86)がコンロの火をつけると、煮魚や総菜の香りが漂う店内にカレー鍋からスパイスの香りが広がった。妹の葛野都司子さん(86)は店に掲げるホワイトボードに「海老(えび)フライカレー」と書き込む。
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正午すぎには、テイクアウトの客で行列ができ、店内でもカレーの注文が相次ぐ。ほぼ毎日来るという画家の稗田(ひえだ)麻里絵さん(33)は「クセになる味。毎回トッピングが何なのか、お二人と話すのも楽しみ」。
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カレーは都喜子さんと都司子さんが火曜から仕込む。老舗洋食店で働いていた客に教わった調理法をもとに手間暇をかけて作っているが、二人は「普通のカレー」と謙遜する。
「支え合って生きている」と言…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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