8月終わりになっても酷暑だ。大阪では猛暑日が14日間連続。葉物野菜の値段は高止まりし、例年ならまだ夏休みの時期だった小学校では「サマータイム」など特別な対策が取られている。暑さは9月に入っても収まらない見通しで、生活への影響も続きそうだ。
大阪市で今年初めて35度以上の猛暑日になったのは8月10日。3日間続いた後、14日から再び猛暑日になり、27日まで14日間続いた。雨が降った28日は最高気温が33・4度にとどまって連続記録は途切れたが、週間天気予報では9月2日まで猛暑日が続く見込みだ。
近畿のほかの地域でも、8月中に猛暑日になった日が月の半分以上を占めている。28日までに京都市と奈良市では19日間、大津市で15日間に上った。
大阪管区気象台によると、この暑さの原因は、上空の偏西風が日本付近で平年と比べ北に蛇行しているため、太平洋高気圧の上にチベット高気圧が張り出し、日本付近で2層になって覆っているからだ。その結果よく晴れて日射が強くなり、地表が温められて気温が上がったという。
9月以降は太平洋高気圧が後退し、南から湿った空気が入りやすくなるものの、気温は平年に比べ高い状態が続くという。気象台の担当者は「8月中旬のような40度に迫る暑さにはならないが、猛暑日になる日は出てくる」と話す。
熱中症も増えている。総務省消防庁によると、大阪府内で6月1日~8月23日に熱中症で搬送された人は3596人。特に猛暑日が連続し始めた8月10日以降急増しており、16日までの1週間は前の週の2倍以上の898人、17~23日は1115人に上っており、注意を呼びかけている。(千種辰弥)
野菜の値段、見通しは?
大阪市内のスーパーでは28日…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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