朝ごはんの風景 料理研究家・桧山タミさん
一日のはじめに何を食べますか。大正生まれの料理研究家、桧山タミさん(94)の朝ごはんは、心も体も健康に生きるための食事でした。
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全国のさまざまな人たちの「朝ごはんの風景」を随時お届けします。楽しみな季節の献立、慌ただしい朝の簡単ごはん、その職業ならではの朝食など、あなたの「朝ごはん」をメール(seikatsunews@asahi.com)でお寄せください
〈桧山さんは毎朝5時までに起きます。日課は乾布摩擦と梅干しを一粒入れた番茶を飲むことです〉
一日で朝が一番好き。窓を開けて深呼吸。朝の光を浴びると力がわきます。前の日に嫌なことがあっても、新しい日が始まる、そんな気分。乾布摩擦はタワシでゴボウを洗うみたいに。40歳くらいから始めた習慣で、体がぽかぽかしてきます。
昔から「朝の梅は難逃れ」って言うんですよ。私のお守りね。小さい頃は身体が弱かったけれど、最近はすこぶる元気。私ね、宝石なんていらんと。宝物は古い梅干し。50年物の梅干しもありますよ。風邪のひきかけには、古い梅干しを焼いて番茶に入れるのよ。
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〈朝食の支度は、まず土鍋でお米を炊きます。つやつやのご飯を味見して思わずにっこり。卵の殻は殻入れに。余りゴミがでない台所です〉
みんな、先生って呼んでくれるけど、私はただの食いしん坊。晩に冷蔵庫をチェックして、明日は何を食べようかって楽しみなんです。生きる力ね。不安定な世の中だからこそ、自分の食べるものくらいは自分で作りたいって思います。
記事の後半では、桧山さんが語る朝ごはんへの思いや、取材時のメニューを動画で紹介します
炊飯器より土鍋が私には合って…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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