綜合警備保障(ALSOK)の関連会社、宮崎綜合警備(宮崎市)が宮崎空港の保安検査場などで、法律で定められた資格を持つ警備員を適切に配置していなかったことが29日、わかった。取材に「不備があったのは確か」と認め、宮崎県公安委員会の調査を受けていることを明らかにした。
警備業法は、保安検査場やエックス線機器の設置場所ごとに国家資格を持つ警備員の配置を定めている。同社によると、少なくとも昨年12月、宮崎空港で資格を持つ警備員が配置されていなかった時間があった。
同社は宮崎空港から出発する全航空会社の検査業務を受託している。各航空会社には「適正に業務を実施した」とする報告を行っていた。福田正之・常務取締役は「不信をいだかれるような事態を引き起こし、誠に申し訳ない」と述べた。 ALSOK本社は「他の空港については有資格者を適切に配置している」などとのコメントを出した。(松本真弥)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル