ANAの「ハッピーフライト」24時間支える仕事場訪問

 日本の空港はコロナ禍で1年以上、国際線の人の動きが激減している。それでも航空会社は日々、安全で安心な運航のために日夜、努力している。2008年に公開され、旅客便に携わる人たちを描いた矢口史靖監督の「ハッピーフライト」のロケ地を訪ねた。

若手整備士役の森岡龍さんが工具をなくした場面が撮影された全日空(ANA)の格納庫。機体はボーイング777―300ER。退役し、6月15日に売却先の米国へ向かった=2021年6月9日、東京都大田区の羽田空港、朝倉義統撮影
若手整備士役の森岡龍さんが工具を紛失して捜すシーンが撮影された場所=2021年6月9日、東京都大田区の羽田空港にあるANA格納庫、朝倉義統撮影

 羽田空港にある全日空(ANA)の機体工場。ANAの全面協力のもと、ここで映画「ハッピーフライト」の主なシーンが撮影された。広報担当者からヘルメットを受け取り、厳重なセキュリティーゲートを通って案内された格納庫は、ちょっと薄暗い。

レアな機体を発見!

安全・安心な運航と定時出発に向け機体工場は24時間稼働する。整備士たちは2交代勤務だ。新人整備士のためにレアな機体があるそうだ。えっ、こんなところで活躍?

 東京ドーム2個分の約9・4…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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