独BMWの日本法人「ビー・エム・ダブリュー」(東京)が、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)の疑いがある行為を自主的に改善する計画を、公正取引委員会に提出したことが関係者への取材でわかった。BMW車を扱う販売店に過剰な販売ノルマを課し、達成できない台数分を買い取らせていた疑いがある。公取委が立ち入り検査をし、調査していた。
提出した計画は、独禁法の「確約手続き」制度に基づくもの。公取委が実効性を認めれば違反認定は見送られる。公取委は近く結論を出す模様だ。同社は過剰なノルマをすでに取りやめており、今後は販売店との合意のもとで合理的な販売目標を定めるなどの再発防止策を申し出ているという。
関係者によると、同社は遅くとも数年前から、ディーラー契約を結ぶ販売店に対し、通常の営業活動では達成が難しい台数の販売目標を設定。目標に満たない台数分は、販売店に購入させていた疑いがある。
ノルマ未達で購入の車、「中古車扱い」に
販売店の負担で購入した車は、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル